( ^ω^)ブーンは( ФωФ)ロマネスクの葬式に行くようです~感想編~
2008 - 03/31 [Mon] - 20:32
もう一度作品を読み返したのですが、やっぱり切なくてしんみりとさせられるお話ですよね。
今回は、そんな素敵な雰囲気作り成功の秘訣を探ってみましょう。
全体的な物語の進行上の特徴を挙げると次の二点でしょうか。
・軽いギャグを交えたほのぼのとブーンのロマネスクへの語りかけからなる
・ブーンの回想が効果的に用いられている
まず一点目については、(ブーン一家の中では)ブーンとそれ以外のヒーローたちの「温度差」が感じられる、ということです。
本文中にも「ジェネレーションギャップ」とあるように、ブーンと彼らの間にはあらゆる面でかなりの差がありますよね。
例えば、戦法や道具、変わったところでは名称まで違います。
ブーン以外のパートでは、作者さんはキャラを「軽く(=自由度を大きく)」動かすことを意識して作品を書かれたように感じます。
それによって、ブーンのロマネスクへの思いをより重大なものにしています。
言い換えると、キャラを動かす際にメリハリを付けるということでしょうか。
そして二点目がこの作品の要となる所です。
簡単に言えば、この作品では回想の分量やタイミングが非常に良かったと思います。
軽いギャグの連続ではなく、かといって感傷的になり過ぎず。
このバランスが、読者に「しみじみ」とさせる大きな要因ではないでしょうか。
その回想自体も、現役のヒーロー、怪人時代の二人を生き生きと描写させ、さらに戦いの裏側での二人の様子をも描くことで、ロマネスクの人物像を読者にさらけ出すという効果を持っていますね。
ツンデレで焦ると (;ФωФ)「にゃぁあああー!」なんて言ってしまうロマネスクはとても魅力的な怪人ですよねw
このように、独特の読後感は良く練られた構成と絶妙なバランスから成り立っているのだろうと思います。
この作品を読んでいると、自分がブーンになって、夜一人で酒をちびちびと飲みながらロマネスクの棺おけに向かって語りかけているような気がしてきます。
中の人はこれまでの人生でそういう経験は(当然)ありませんが、この文章によってそんな気分にさせられると言うのはなんとも不思議なことです。
例えば「故人を悼む」という事柄は、読者それぞれの人生経験において様々でしょう。
それこそこの文章のような感傷に浸ったことがある方もいらっしゃれば、幸いなことにまだ体験したことがない方もいらっしゃるはずです。
ファンタジーやバトル物とは違い、日常の事柄をモチーフとした作品には常に(=意識せずとも)読者の経験が反映されます。
例えば、中の人は「( ><)わかんないんです………」という作品中での死別の場面で必ず大泣きしてしまいます。
モニター音の止まっていく様子が、自分の体験したその場面とオーバーラップするからです。
もしかすると、作者さんはその場面をドラマでのテンプレ通りに書いただけかもしれません(これが失礼であることは重々承知しています)。
そうであったとしても、中の人は泣きます。
それは(もちろん作者さんの描写力と)中の人の経験によるものです。
逆に、人生のライバルを亡くすという体験を中の人は体験していません。
体験された方にとってはより一層作品に入り込める(もしかしたら辛いと感じられるかもしれませんね)でしょうし、体験していない人たちはそれを追体験したかのような気持ちにさせる、その点でこの小説は完成されていると感じました。
以上で今回の感想を終わりたいと思います。
今回は内容そのものよりも、「この作品を読んで感じた事」に関して書いてみました。
久しぶりの感想記事で、中の人の頭が混乱しているため日本語でおkな所もありますがお許しください(いつもだろ?とか言わないで下さいね…)
それでは
まとめはこちら(オムライス様)
久しぶりの作品感想は「( ^ω^)ブーンは( ФωФ)ロマネスクの葬式に行くようです」です。
感想を書くときまとめサイトさんにその作品の感想ペーがあればいつも見ています。
その感想のほとんどは中の人と同じだったりしますが、新しい視点からの感想や「おお!これは!」というものもあるので非常に楽しいです。
でもこの作品の場合、コメントした方は皆一様に「じわじわ」とか「何故か」切ない……と書かれていましたね。
中の人も同じ感想です。
それだけ作品の雰囲気作りに成功している証だと思います。
以下、ネタバレあり。ご注意ください。
もう一度作品を読み返したのですが、やっぱり切なくてしんみりとさせられるお話ですよね。
今回は、そんな素敵な雰囲気作り成功の秘訣を探ってみましょう。
全体的な物語の進行上の特徴を挙げると次の二点でしょうか。
・軽いギャグを交えたほのぼのとブーンのロマネスクへの語りかけからなる
・ブーンの回想が効果的に用いられている
まず一点目については、(ブーン一家の中では)ブーンとそれ以外のヒーローたちの「温度差」が感じられる、ということです。
本文中にも「ジェネレーションギャップ」とあるように、ブーンと彼らの間にはあらゆる面でかなりの差がありますよね。
例えば、戦法や道具、変わったところでは名称まで違います。
ブーン以外のパートでは、作者さんはキャラを「軽く(=自由度を大きく)」動かすことを意識して作品を書かれたように感じます。
それによって、ブーンのロマネスクへの思いをより重大なものにしています。
言い換えると、キャラを動かす際にメリハリを付けるということでしょうか。
そして二点目がこの作品の要となる所です。
簡単に言えば、この作品では回想の分量やタイミングが非常に良かったと思います。
軽いギャグの連続ではなく、かといって感傷的になり過ぎず。
このバランスが、読者に「しみじみ」とさせる大きな要因ではないでしょうか。
その回想自体も、現役のヒーロー、怪人時代の二人を生き生きと描写させ、さらに戦いの裏側での二人の様子をも描くことで、ロマネスクの人物像を読者にさらけ出すという効果を持っていますね。
ツンデレで焦ると (;ФωФ)「にゃぁあああー!」なんて言ってしまうロマネスクはとても魅力的な怪人ですよねw
このように、独特の読後感は良く練られた構成と絶妙なバランスから成り立っているのだろうと思います。
この作品を読んでいると、自分がブーンになって、夜一人で酒をちびちびと飲みながらロマネスクの棺おけに向かって語りかけているような気がしてきます。
中の人はこれまでの人生でそういう経験は(当然)ありませんが、この文章によってそんな気分にさせられると言うのはなんとも不思議なことです。
例えば「故人を悼む」という事柄は、読者それぞれの人生経験において様々でしょう。
それこそこの文章のような感傷に浸ったことがある方もいらっしゃれば、幸いなことにまだ体験したことがない方もいらっしゃるはずです。
ファンタジーやバトル物とは違い、日常の事柄をモチーフとした作品には常に(=意識せずとも)読者の経験が反映されます。
例えば、中の人は「( ><)わかんないんです………」という作品中での死別の場面で必ず大泣きしてしまいます。
モニター音の止まっていく様子が、自分の体験したその場面とオーバーラップするからです。
もしかすると、作者さんはその場面をドラマでのテンプレ通りに書いただけかもしれません(これが失礼であることは重々承知しています)。
そうであったとしても、中の人は泣きます。
それは(もちろん作者さんの描写力と)中の人の経験によるものです。
逆に、人生のライバルを亡くすという体験を中の人は体験していません。
体験された方にとってはより一層作品に入り込める(もしかしたら辛いと感じられるかもしれませんね)でしょうし、体験していない人たちはそれを追体験したかのような気持ちにさせる、その点でこの小説は完成されていると感じました。
以上で今回の感想を終わりたいと思います。
今回は内容そのものよりも、「この作品を読んで感じた事」に関して書いてみました。
久しぶりの感想記事で、中の人の頭が混乱しているため日本語でおkな所もありますがお許しください(いつもだろ?とか言わないで下さいね…)
それでは
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